楽らく介護サポート☆江戸川区
私たちができる支援 具体的な対応の7つのポイント
認知症の人への支援とは
(1) まずは見守る
認知症と思われる人に気づいたら、本人や他の人に気づかれないように、一定の距離を保ち、さりげなく様子を見守ります。
(2) 余裕をもって対応する
こちらが困惑や焦りを感じていると、相手にも伝わって動揺させてしまいます。自然な笑顔で応じましょう。
(3) 声をかけるときは一人で
複数で取り囲むと恐怖心をあおりやすいので、できるだけ一人で声をかけます。
(4) 後ろから声をかけない
一定の距離で相手の視野に入ったところで声をかけます。唐突な声掛けは驚かせてしまうので禁物です。「何かお困りですか?」「どうなさいました?」など。
(5) 相手の目線に合わせて優しい口調で
小柄な方の場合は、体を低くして目線を同じ高さにして対応します。
(6) おだやかに、はっきりした話し方で
高齢者は耳が聞こえにくい人が多いので、ゆっくり、はっきりと話すように心がけます。
(7) 相手の言葉に耳を傾けてゆっくり対応する
認知症の人は急かされるのが苦手です。相手の言葉をゆっくり聞き、何をしたいのかを相手の言葉を使って推測・確認していきます。
認知症介護している家族の気持ちを理解しましょう
(第1ステップ)
とまどい・否定
異常な行動にとまどい、否定しようとする。
他の家族にすら打ち明けられずに悩む。
(第2ステップ)
混乱・怒り・拒絶
●認知症への理解の不十分さからどう対応してよいかわからず混乱し、些細なことに腹を立てたり、叱ったりする。
●精神的・身体的に疲労困憊、拒絶感・絶望感に陥りやすい最もつらい時期。
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家族だけで問題を抱え込む時期ではありません。
医療や福祉の相談室をたずね、診察を受け、介護サービスを利用すれば認知症への理解が徐々にすすみ、対応方法も分かってきます。
(第3ステップ)
割り切り
●怒ったり、イライラしても何もメリットはないと思い始め、割り切るようになる時期。
●症状は同じでも、介護者にとっても「問題」としては軽くなる
(第4ステップ)
受容
●認知症に対する理解が深まって、認知症の人の心理を介護者自身が考えなくても分かるまでになる。
●認知症である家族のあるがままを受け入れられるようになる時期。
みんなで認知症サポーターになって地域を支えていきましょう
<認知症サポーターとは?>
認知症についての正しい知識を持ち、認知症の人や家族を温かく見守る応援者のことです。
<認知症サポーターになるには>
『認知症サポーター養成講座』を受講します。
・1時間~1時間半の講義を受講すれば、どなたでもなることが出来ます。
受講者には、認知症サポーターの目印である「オレンジリング」と「缶バッジ」が渡されます。
<認知症サポーターの役割>
認知症サポーターは「なにか」特別なことをする人ではありません。認知症の人やその家族の「応援者」です。
地域で認知症の人が困っている様子が見えたら「なにかお手伝いすることがありますか?」と声をかけてみてください。
たとえ、具体的な支援ができなくても理解者であることを示すことができます。
地域で働く人の理解があれば認知症の人がひとりで買い物や食事に出かけることが可能になります。日常生活に直接かかわる業種に従事している人々の理解と協力は、認知症の人の地域での生活の継続にとって大きな支えとなります。