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認知症について-若年性認知症

若年性認知症とその介護について理解しましょう

認知症は高齢者だけが患うものではなく、若い世代でも認知症になる事があります。64歳以下の人が認知症と診断されると、若年性認知症と呼ばれるようになります。物忘れが出始め、仕事や生活に支障をきたすようになっても、まだ若いという思いで認知症であるとは気付かなかったり、病院で診察を受けても、うつ病や更年期障害などと間違われることもあり、診断までに時間がかかってしまうケースが多く見られます。

また、高齢の人の場合に比べ、周囲の人、そして家族も病気を理解し受け入れるのに往往にして時間がかかります。なにより現役途中で認知症になった人への地域での手助けが求められています。

若年性認知症の症状

★初期に記憶障害や見当識障害が見られます

 若年性認知症では物忘れがみられ、仕事やプライベートでの大切な予定を忘れてしまうことがあり、忘れたことを指摘されても、予定を組んだこと自体を忘れてしまうため、思い出すことが出来ません。
また、今日の日付や、今自分がいる場所がわからなくなることがあります。そのため、日付を書こうとしてもかけない、いつも出かける場所で迷子になるなどと言ったことがたび重なり、おかしいと気付く場合があります。

★一度に複数の事を考えることが出来なくなります

 片付けができなくなったり、計算ができなくなったり、料理の手順がわからなくなって料理が出来なくなったりします。車の運転は車線をはみ出したり反射が遅くなり危険な運転になることが多くなります。
★脳血管性の場合、まだら認知症になることが多い

 脳血管疾患が原因の場合、言葉が出にくくなり、あれ、これといった表現が多くなることがあります。ハッキリしている時と、全く理解できない時とまだらに症状が出るという特徴があります。また感情が不安定になりやすく、集中力がなくなります。

★アルツハイマー型では記憶障害や視空間認識が欠如します。

 アルツハイマー型の場合、よくあるチェック方法としては、時計を書いてもらうというのがあります。時計の文字盤を書いてと言っても正確に書けません。また何時何分と指定して、針を書いてもらっても正確に書けない事が多くなります。

★レビー小体型では幻視やパーキンソン病の症状が見られます

 レビー小体型では幻視を訴える場合が多く、誰もいないところに話しかけたりするため、精神疾患と間違われることもあります。また手が震える、動きが遅くなるなどのパーキンソン病に似た症状も出やすくなります。

若年性認知症の方への対応

★告知には家族のサポートが重要

 本人に認知症であると告知するかどうかは、まだ仕事ができている段階での告知は精神的な打撃が大きく、逆に症状が悪化してしまう場合もあるので慎重に判断する必要があります
しかし、理解力が残っている段階で告知を受けると、本人の希望する治療法で治療が行えるというメリットもあります。告知したなら家族のサポートが重要となります。

★初期の物忘れには、確認できる工夫をしましょう

 予定をメモしたり、薬をカレンダーに貼るなどして、忘れても確認できる工夫をしましょう。
★迷子にならない対策をしましょう

 初期の段階でも迷子になることがあり、症状が進むと徘徊が見られることもあります。迷子になっても連絡先を言えない場合があるので、服やカバンの中に名前や連絡先を書いたものを付けておきましょう。小型のGPS機能が付いたものを身に着けるのも迷子防止になります。

★本人の話を否定しない

 物が無くなった、とられたという場合、本人は無くなったと思っていて嘘ではないため、否定しないようにしましょう。またレビー小体型などで見られる「幻視」の症状も、本人にははっきり見えているため、嘘を言っていると否定しないことが大切です。
否定しても納得できないので、怒ったり反発して解決にはなりません。

★車の免許は返納しましょう

 最近話題になっている道路の逆送や信号無視、アクセルとブレーキを間違えたりするなど危険な運転をするようになった場合には、家族が危険を認識して説得するか、ダメなら医師やケアマネジャーにも協力してもらって免許は返納してもらうのが良いでしょう。

若年性認知症の予防と治療

★早期発見と早期治療が大切

 若年性認知症は高齢者の認知症よりも進行が早いと言われています。しかし、早期に発見して治療することで症状の進行を遅らせることが期待できるため、早期に受診・診断してもらうことが大切です。家族や会社の同僚がおかしいと気付いたら受診を勧めてください。
CTやMRIなどの検査が行える設備が整った神経内科や物忘れ外来などがおすすめです。
受診の際は必ず家族が付き添ってください。

★無理強いはしない

 外に出るのを嫌がるとか、お風呂に入らないなどの介護拒否が見られる場合、原因として不安があったり、嫌な記憶であったりする場合があります。拒否されたからといって無理強いをすると余計にかたくなにさせてしまい、拒否が強くなったり暴力につながったりすることがありますので、拒否されたらしばらく様子をみる、話題を変えて話しかけ、機嫌が直った時にさりげなく進めてみる、安心できるような声掛けをするなどの対応をしてみましょう。
時には諦めることも必要です。

★生活習慣を見直すことが予防につながります

 脳血管性やアルコール性の認知症では、生活習慣を見直すことで予防につながることがあります。食生活を見直し、適度な運動をして肥満にならないように注意しましょう。
出来れば禁煙し、アルコールは適度に抑え、飲みすぎないようにしましょう。
アルコール性認知症では、断酒によって症状が改善する場合があります。

★リハビリを行いましょう

 認知症は進行する病気です。リハビリをして少しでも進行を遅らせましょう。
音楽を聴いたり、話をしたり、本を声を出して読んだりして脳に刺激を与えることで効果が期待されます。ただ、本人の負担になると逆効果になるので気を付けましょう。

★介護保険や自立支援医療制度を利用する

 若年性認知症は男性が多く、若いために暴力や介護拒否などが見られると介護負担が大きくなります。介護保険は40歳以上で利用できますので、デイサービスやショートステイなどの制度も活用して負担を軽減しましょう。
参考資料<認知症ネット

若年性認知症専用デイサービス

社会福祉法人 東京栄和会 若年性認知症支援事業
【フリーサロン あしたば】

若年性認知症専門のデイサービスです。通所日当日に利用者の皆さんとスタッフが、その日の過ごし方を相談して決めていくフリースタイル形式での活動を行っています。

定員6名。同世代が集う環境で、お一人お一人の状態や希望に合わせた活動を行うことで、利用者の社会参加意欲に応え、楽しく過ごせるよう必要な支援をしています。

<問い合わせ>

若年性認知症専用デイサービス
フリーサロン あしたば

若年性認知症家族会

【若年性認知症家族会  あしたば会】

若年性認知症の本人と家族相互の交流を深めるとともに、介護や生活上のノウハウなど様々な情報を共有できる場として活動しています。
また、地域の方への若年性認知症・高次脳機能障害に対する理解を促進し、地域で支えあう関係づくりを目指して各関係機関と連携しています。

<問い合わせ>

若年性認知症家族会 あしたば会

若年性認知症カフェ

【若年性認知症カフェ あしたばカフェ】

・開催日:3月13日(日) 13:30~15:30
・開催場所:ぎさ和楽苑 地域交流スペース
 ★駐車場は近隣のコインパーキングとなりますので、なるべく公共の交通機関をご利用ください。

・メニュー  コーヒー・紅茶などすべて100円

<問い合わせ>

あしたばカフェ実行委員会(なぎさ和楽苑内) 担当:池田・永田
TEL:03-3675-1201
E-mail:ashitaba@tokyoeiwakai.or.jp
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