大杉の「アゼリーアネックス」で介護予防の目的で毎週開催されている『セラバンド体操教室』が人気と聞いてお邪魔してきました！
こちらの施設では毎週日曜日、10時から約1時間、セラバンドと呼ばれるゴムバンドや、ゴムボールを使った体操教室が開催されています。
参加されているのはご近所の方約30名前後。自力で会場に来られるレベルの方が、介護予防にと口コミや参加者に誘われて集まったそうです。

体操の後はそのままぐるりと順番に握手、自己紹介をしながら輪を回って、全員と声を掛けあって終了。
これって参加者の皆さんがぐっと近づける素敵な企画♪皆さん一気に表情が緩んで、「ご近所ですね」「あら？久しぶり！」などとあちこちで盛り上がります。
こういった交流を通して、地域にお話のできる知り合いが一人でも増えたら、一人暮らしの方であっても安心して暮らせますね。

今回参加させていただいた「セラバンド体操教室」は区内3か所の施設で毎週開催されています。
どなたでも参加することができ、参加費も無料です。
杖をついてようやく会場まで歩いて参加していた方が、自力で歩行して参加するようになった。正座ができなかったのが、できるようになったなど、効果を実感する声もたくさん聞こえてきているそうです。

アゼリーアネックスの嶋田様は、「家族の単位が小さくなって、高齢者だけの家族や一人暮らしの方が増えているけれども、何か不安がある時に相談できる人がいれば安心して地域で暮らしていけることが出来る、そんなお手伝いをしていきたい」と熟年者が集う場として体操教室の活動を始めて11年。少しずつ参加者が増え、体操教室を通してお友達が増え、外に出かける機会が増えて参加者同士で会って食事をしたり、趣味を広めたり、皆さんで地域のお祭りに参加したりと交流が盛んになっているそうです。

いつまでも地域で暮らし続けるために、少しでも長く、介護を必要としない生活を送れるよう、今一番大切なことは「予防」ではないでしょうか？
と同時に、地域で心のつながりを持てる知り合いを作ることで安心できる、支え合える社会になっていくことも大切ですね

一朝一夕にできることではありませんが、こういった活動が少しずつでも広がって、みんなが安心して地域で暮らし続けられるようになってほしいと思います。