楽らく介護サポート☆江戸川区

シニアライフのお役立ちレポート－その11　ここまで美味しい介護食！？

驚き！「今」の介護食の食べ比べをしてきました♪

まずは各メーカーさんのお話を聞きます。

熟年相談室では定期的にケアマネージャーが集まり「圏域ネットワーク会議」が行われています。
今回は鹿骨地区の会議におじゃましてきました。
会議なんて聞いたら緊張しちゃいますが、今日は「フレイル予防」についての勉強会だそう。
最近よくこの「フレイル」の言葉を耳にしますが、みなさんはご存知でしょうか？
「加齢とともに心身の活力が低下する状態」だそうです。高齢者が要介護にならないように予防する。
その１つが今回のテーマでもある栄養改善です。

形状によってパッケージが色別になっています。
分かりやすいですね。

介護予防・フレイル予防というと体操や運動に注目が行きがちですよね。「栄養と口腔ケア」にも注目すべきと熟年相談室・きく篠崎の桑原氏は話されます。
参加されたケアマネージャー（介護支援専門員）に是非アセスメントにも取り入れてケアプランにも活用して欲しいと語っていました。
まずは食事から！！
ご自分の口からしっかりと食事が出来なければ元気ではいられませんものね！
今回、４社のメーカーさんが研究され更に美味しくなっているレトルトの介護食を持ってきています。それぞれに工夫されている点を説明し、誤嚥がないように飲み込みやすい形状について話されていました。

さあ、試食開始です！！
ホリカフーズさんの「ブロッコリーのサラダ」と「とうもろこしのスープ」を試食♪介護食のイメージは薄味で軟らかいだけと勝手に思い込んでいました。以外にも塩気があり、しっかりとした味付け！ブロッコリーの味もマヨネーズ風のドレッシングの味も楽しめる♪それにグリーンの色が綺麗！！スープも甘いだけでなく、素材の味が生きていて舌触りも良い。本当に美味しいですよ！
キューピーさんも食材の形状が違う４タイプを用意して下さいました。
軟らかいながらもちゃんと形があるもの、口に入れたときに広がる食材の味などこちらも美味しい！
そして注目すべきはデザート！！ゼリーとは描いてあるが、まるで果物そのまま！食感もジューシーさもそのもの。
そして１番の驚きがあの「吉野家の牛丼」が介護食として登場♪

種類の多さに驚き！本日はごく1部のご紹介。

とろみ食の牛丼と紅しょうが（右上）
刻み食の牛丼（左下）

開発の結果、お肉の部位を変え、調味料を工夫する事で、塩分を抑えてもあの牛丼の味がそのまま実現！！
それに刻み食にとろみ食もある。なんと紅しょうがまでとろみ！？
おかゆでとろみの牛丼を頂きましたが、とにかく美味しい。食欲の無い時に若い人にもいけますよ♪
介護食の開発のきっかけには、現在の60代から70代の方に経営が大変だった頃の吉野家さんは支えられたそうです。だからいつまでもこの年代の方に馴染みのあるこの牛丼を食べてもらいたいとの思いがあるそうです。

以前に比べると、何処のメーカーさんも工夫されて美味しくなっている。介護食のイメージが変わりました！
刻み食もミキサー食も色合い・味わい・舌触りが良くて満足ですね。
いつまでも美味しいものを、ご自分の口から食べれる事は1番の健康法なのかもしれませんね。

ケアマネージャーさん、各メーカーさんにいろいろと質問していました。

今後、この地区の会議では2ヶ月に1度「口腔ケアと栄養」について取り上げていくそうです。
このように、熟年相談室・介護支援専門員・介護施設等スタッフは、常に勉強をされています。
ご本人や介護されている家族にその方にあった情報をお伝え出来るようにしていらっしゃいます。
何か困った事や相談したい事がありましたら、まずはお近くの熟年相談室に行ってみてください。