子育て支援企画
ハモるって気持ちいい!~ 葛西Mommy Gospel(マミーゴスペル)
初心者もOK!子どもと一緒に、思いっきり声を出してリフレッシュ!
今回ご紹介するのは、葛西のママさんゴスペルサークル『葛西Mommy Gospel』です。
ゴスペルといえば、映画『天使にラブソングを』を思い出す私(古い?)。あんなふうにかっこよく、迫力のあるパフォーマンスができたら気持ちいいだろうなぁ!そんな気持ちで練習におじゃましました。
このサークルの特徴は、子ども連れでも、一人でも参加できること。子どものためのリトミックに引き続き、大人のためのゴスペルレッスンが始まります。
講師のARIA先生は、江東区でリトミック教室を営むかたわら出張でゴスペルサークルの指導を行っています。元はボーカルを専門に学び、オールディーズ歌手として活躍した経歴をお持ちです。
最初の20分間は、リトミック。
ゴスペルミュージックに合わせてダンスをしたり、ゴスペルバージョンの『むすんでひらいて』の練習をしたりしていました。
ゴスペルならではのリズムは、子どもたちにも伝わるようです。「今日が初めて」という体験のお子さんも、ノリノリでダンス!笑顔がとても楽しそうでした♪
リトミックを楽しんだあとは、ママの部がスタート!子連れでない方は、ここから参加します。
まずはリップロールや音階練習、のどの奥を開ける練習で、声を出す準備をします。
「怖い顔しないで、笑ってね!笑うと声も明るくなるから!」
「大声だせる場所なんてなかなかないから!ここで思いっきり声出そう!」
ARIA先生のそんな声がけに、メンバーの表情も徐々にやわらかくにこやかに。
最初は少し恥ずかしそうだった体験の方たちも、おなかから声を出すのが気持ちよさそうです。
基礎練習が終わったら、ソプラノ・アルト・テナーにパート分け。同じフレーズの繰り返しが多い、簡単な曲から取り組みます。
初めて参加した人もいるのに、大丈夫かな…という心配は不要でした。
先生とピアノのリードに合わせてまず旋律のパートが歌い始め、旋律が安定したら高音のハーモニー、そして低音のハーモニーが加わって……という具合に目の前でどんどん音楽が組み立てられていきます。
そして最後には、3つのパートが美しくハモった立派なゴスペルに!
歌い終わったときにはメンバーの間から自然に拍手やハイタッチが起こります。心地よいハーモニーに身をゆだねる鳥肌モノの体験でした!
ママの練習中、子どもたちはプレイルームで遊んだり、ママのそばでおもちゃを広げたりと自由に過ごすことができます。目の届くところで子どもが楽しく過ごせるから、ママも安心して練習に励むことができますね!
ゴスペルとは、God Spell=神様の言葉 という意味。練習の始まりと終わりには、お祈りを捧げます。
健康に過ごせること、素晴らしい家族に恵まれていること、楽しく歌を歌えること……
ゴスペルを通して、そんな日々のささやかな幸福に感謝することもできるような気がしました。
【編集後記】
たしかにカッコいいけど、ゴスペルって難しそう…取材前はそんな思いがありました。歌詞は英語が多そうだし、発声も独特な感じがします。
でも実際に取材させていただいて、まず楽譜がないことにビックリ。音を耳で覚えていくゴスペルには楽譜をよんだりといった専門的な知識は必要ないんです。
英語に関しても、新しい曲に取り掛かる前に歌詞の読み合わせをしていました。また、日本語訳の曲を歌うことも多いようです。ゴスペルは神様に捧げる歌ですが、身近な人を思いながら歌うと曲にグッと思いがこもるような気がしました。
なによりも、音楽を楽しんでいるメンバーさんの姿が印象的でした。「来た時と帰る時とで、メンバーさんの顔が違うんです。」という先生の言葉もよくわかります。
ゴスペルを続けるきっかけは、「子どもに生の歌声を聴かせたい」、「自分自身がリフレッシュできるから」など、人それぞれ。でも、何より楽しいから!という思いは共通しているようですね。
今後は、発表会なども予定されているようです。さらにメンバーを増やして活動を充実させていきたいようですよ。興味のある方はご連絡してみてはいかがでしょうか?
(取材日:2017年6月16日)
こちらも読んでみませんか?