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問題が解けないのは問題が理解できないからではないですか。葛西駅そば、葛西TKKアカデミーは読解力の低下を真剣に考えます。

葛西TKKアカデミー

テストでいくら頑張っても問題が解けないのは、問題文が理解できていないからかもしれません。
計算や暗記など機械的に答えるものはできても、国語の説明文や数学の文章題や図形、社会の資料の読み取りや理科の論理的思考などができない生徒は読解力不足が心配されます。

現在行われている教育改革では考える力を重視し、ますます問題を正確に読み取り、状況を把握し、持っている知識を活用して解くことを求めます。
つまり、入試などでは読解力がなければ問題が解けないのです。



先日、次のような調査結果が発表されました。
問題の読み取りに関するものです。

「幕府は、1639年、ポルトガル人を追放し、大名には沿岸の警備を命じた。」「1639年、ポルトガル人は追放され、幕府は大名からの沿岸の警備を命じられた。」
問題:この二つの文の内容は同じか、それとも違うか。
正解は「違う」ですが、正答率は中学生で57%と低く、高校生で71%でした。
主語と目的語の関係、能動と受動の関係が分かれば違うのは明らかなのですが、書かれた単語だけを比べ同じと考えたのでしょうか。
間違った生徒は、語と語の関係を把握できなかったと想像できます。

2:「Alexは弾性にも女性にも使われる名前で、女性の名Alexandraの愛称であるが、男性の名Alexanderの愛称でもある。」
問題:「Alexandraの愛称は(   )である。」(1)Alex(2)Alexander (3)男性(4)女性
正解は「(1)Alex」ですが、正答率は中学生で38%、高校生で65%でした。
意外と低い気がしますが、これも文の中の単語の関係が理解できていなかったのでしょうか。

3:「微っ今日は東南アジア、東アジアに、キリスト教はヨーロッパ、南北アメリカ、オセアニアに、イスラム教は北アフリカ、西アジア、中央アジア、東南アジアに主に広がっている。」
問題:「この文脈においてオセアニアに広がっているのは(   )である。」(1)ヒンドゥー教(2)キリスト教(3)イスラム教(4)仏教
正解は「(2)キリスト教」ですが、中学生の正答率は62%、高校生は72%でした。
こちらも地域と宗教の関係が読みとれれば難しくありません。

これらの問題は複雑な文の構成にはなっていないので、全て素直に読めば全員理解できると思いますが、思いのほか不正解が多い気がします。

現場でも、生徒が問題を正確に読み取れていないと感じることが多々あります。
当然、問題が理解できなければ何を求められているのかも分からないので、正しく答えようがありません。



では、どうして子供たちは問題が理解できないのでしょうか。

1:ただ問題を読んだだけ
先ず気づくのは、問題をただ読んだだけで分かると思っていること。
一回読んで理解できなければ、それは難しい問題で解けないと思う。
(不思議なことに、難しいと判断するとそれ以上解くのを止める生徒が多いです。諦めが早いというか、何度も試行錯誤して失敗を繰り返すのが怖いのか、面倒くさいのかもしれません。)
問題はこちらから積極的に読み取ろうとしないと頭に入ってきません。
「どういう意味なのか。」「どうしてそうなるのか。」と自問自答しながら読むといいでしょう。
文字をなぞることが読むことと考えてはいけません。

2:正確に読んでいない。
よくあるのが問題を勝手に読み換えてしまうことです。
単語や助詞、助動詞など勝手に違うものにして読んでいるのです。
当然、語の関係が変わってしまうので正確に問題を理解することはできません。
これは音読させるとよく分かります。
自分でも気づかないうちに文を換えてしまうのです。
いつも「素直に読めばわかる。」と言うのですが、自分の都合で思い込んで異なる文として読んでしまうのです。
改善には音読や指差ししながらの読みをお勧めします。
そうすれば気づけるチャンスが増えるでしょう。

1と2の場合に共通して見られることは、慌てて答えようとして、じっくり考えるゆとりがないことです。
これはテストなど解答のスピードを要求されることの弊害でしょう。
先に早く解くことを教えるといい加減になってしまいます。
後から正確に解けるようにするのは至難の業です
最初は正確に解く癖をつければ、スピードは後から自然についてきます。

3:語彙力がない。
しばしば触れることですが、生徒の語彙力のなさは非常に深刻で明らかです。
先日も、「妥協」「威圧」「扇動」の意味が分からないと言われました。
そして、意味を教えた後でも、「みな同じで違いが分からない。」と言われました。
難しい漢字はその時点で皆同じになってしまうのでしょうか。
ことわざや慣用句になれば、なおさら知らないという生徒が増えます。
聞いたことない、使ったことないと言います。
言葉を知らなければわかるはずがないです。
また、接続語や修飾語、被修飾語の関係など言葉と言葉をつなぐものも苦手です。
生徒の作文を見るとよく分かるのですが、表現力が非常に貧困です。
ワンパターンなのです。
それは普段から豊かな言葉に触れていないからで、だからこそ多様な表現が理解できないのです。
(この言語の貧困の問題を私は非常に深刻に受け止め、機会を見ては触れていますので、また別のときに議論します。)



計算や暗記などパターンの問題はできるのに、読解力や論理的思考が試させる問題ができない場合は、問題の読み取りができていないことを疑ってみてください。
そして、この問題が生徒の学習にとって深刻な理由は、これから行われる教育改革にも関係があります。
文科省はこの教育改革で、今までのような知識中心でパターン化された形式を使って機械的に処理するだけでなく、その基礎知識を使って自分で使用から必要な情報を読み取り、論理的に考え相手に正確に伝える能力を重視しています。
むしろ、これらの力が身に付いていないと、大学入試の問題などは対応できないようにする方針です。
そしてこの力は一朝一夕にできるものでなく、長い月日をかけ経験を通して身に付けるものなので、早いうちに何とかしないと手遅れになります。
新しい日本の教育でこの力の有無が大きな差となって生徒に降りかかることは明白です。

葛西TKKアカデミーは小規模個別塾という特性を生かして、この点の指導にも力を入れています。
もし子供たちに、このような不安や疑いがある場合は気楽にご相談ください。

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名称葛西TKKアカデミー
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