今週テストが終る学校が多いようです。
一部の学校ではこれからのようですが、終わった生徒はホッとして解放感に包まれていることではないですか。
そして、これからテストが返されて点数を見て一喜一憂することでしょう。
でも、テストはやったら終わりではありません。
実はテスト後の見直しが生徒たちの学びを深めてくれます。
人間の記憶は
回数×インパクト。
例えば交通事故の現場など、頻度は少なくても非常に印象深い出来事であれば、一回でも詳細に覚えているものです。
また、掛け算の九九のように、単調で何の面白みのないことでも、回数をこなすことでいつの間にか身に付けることが出きます。
このように長期記憶を獲得すれば、たとえ長い間忘れていても、何かの拍子に次々と記憶を再構築することができます。
そこでテストの話ですが、生徒たちが一生懸命頑張ってテスト勉強をし臨んだテストです。
テスト中も含めて、全身全霊を傾けたこの経験は、生徒たちの頭に強烈なインパクトを残す助けになります。
しかし、テストが済んでそれで終わりならば、残念ながら記憶はまだ定着しません。
テストが戻ってきたとき、自分の間違った問題をもう一度確認してください。
頑張ったのにできなかった問題は非常に悔しいでしょう。
この悔しさがインパクトになり、見直した内容をより深く脳裏に刻むことができます。
もちろん、正解した解答も同様です。
努力が報われた喜びも脳への大きなインパクトになります。
こうしてこれまで勉強したことがより深く根差して、学びを定着させます。
つまり、テストで間違えが多いというのは、そこから学べることも多いと考えて、このチャンスを逃さず勉強に活用してください。
そうでないともったいないです。
確かに定期テストは生徒たちにとって大きなイベントであり、そこで成果を上げるのは重要です。
しかし、同時にこれで終わりではありません。
入試など、もっと先の大きな目標があるはずです。
最終的にはそこで結果を出すのが一番大切です。
だから、定期テストが悪かったからと落ち込んで終わりにするのではなく、この機会を無駄にせず自分にとってプラスになるように使うのが賢いやり方です。
こうして勉強したことを覚えると、それは長期記憶になります。
そして、ちょうど歌を歌う時のように、思い出そうとすると苦も無く次から次へと学んだことが出るようになります。
毎回のテストの後のちょっとした心がけですが、これが積み重なったとき、その違いは非常に大きくなります。
勉強で今だけを考えるのではなく、将来を見越すならば
生かせるチャンスは貪欲に利用しましょう。
一人で見直すのが難しいという人は葛西TKKアカデミーが協力しますよ。
一人でも多くの生徒がたくさん学べるようにといつも願っています。