江戸川区瑞江 美容トラブル専門美容院 理学美容院LaiLaです
先日のご相談内容でした。
「最近、シャンプーのどれを使っても髪がギシギシになって指が通らないのです。どんなシャンプーが私の髪に合っているのいでしょうか?」
シャンプーには特にこだわりはなく、ドラックストアーなどのシャンプーも使うそうなのです。髪がなんだか全部が束のようになってくっ付いてしまう感じ・・・とご本人。
確かにセミロングでいつもキレイに白髪染めはしています。ではカラーをしている髪だからでしょうか?
お伺いした事は・・・
シャンプーをつける前、濡らした時に既に髪はダンゴのように硬く指が通らないのではないですか?
髪は乾くとサラサラで絡むこともないのではないでしょうか?
カラーリングの染まりが悪い、もしくは直ぐに取れませんか?
乾燥が酷くないですか?
そう聞くと、確かに!と納得しています。
それは、シャンプー剤の問題以前で、水が凶器となって濡れる事で傷むという何とも厄介な損傷毛です。
髪の成分であるアミノ酸の成分中の水素がなくなってしまった状態なのです。
エステル化の発生
本来、髪の毛は親水性で水と仲良くいられます。それが水をはじく疎水性となってしまうのです。疎水性の髪は薬剤の浸透が悪くなるので、パーマやカラーの技術効率が低下してしまいます。
また、エステルの状態に水が足されて親水性を持たらせると活性酸素が発生し細胞の破壊を起こしてしまうのです。
要は水が凶器となってしまう髪なのです。
ただ、不思議と乾くとサラサラで傷んでいるという自覚はあまり持っていない方が多いかもしれません。
以前にも困ったことがありました。髪を十分に濡らしてカットをしようとすると、コームが髪を通れません。コーミングの出来ない髪は本当に切りづらく時間が掛かった経験がありました。
このお客様はカラーもパーマもしていません。体に良いからと石鹸シャンプーを愛用していました。原因はそこにありました。脱毛の症状に悩み行き着いたのが石鹸シャンプーのようですが・・・・それはまた別のトラブルを引き起こしてしまっていたのです。
エステル化という損傷毛になる原因も様々です。カラー剤による損傷、洗剤による損傷、熱による損傷と髪が傷む条件はたくさんあります。
水が凶器だなんて・・・・自分の知らない間にとんでもないトラブルに見舞われていませんか?
どんなトラブルにも原因があります。確かめてみませんか?