生徒たちは毎日一所懸命勉強してします。
勉強して理解できれば、テストの点も良いはず。
でも、実際はそうでない生徒もたくさんいます。
分からなければそこを教えて分かるようにすればいい。
でも、分かっているのに結果が伴わないのはなぜでしょう。
今回はこの点に注目して考えてみたいと思います。







1.分かっているつもりになっている
「大丈夫ですか、分かりますか」と尋ねると「大丈夫です」と答える。
でも、実際にテストをやってみると意外と点数が伸びない。
このような生徒がよくいます。
原因はいろいろ考えられますが、その中に「本人が分かっているつもりになっている」というのがあります。
「自分はワークをやったからできる」と思い込んでいるのです。
しかも、「自分はできる」と信じ切っているから、できないとは思いもよらない。
だから、先ほどのような返事をします。
これは嘘をついている訳ではなく、そう思い込んでいるだけです。
ワークをやったと言っても、それは勉強の一部でしかなく、丸を付けて確認もせずそれで終わりでは、本当に学習の定着まで及んでいない場合があります。
その時できたというだけで、本当の実力になっていない可能性があります。
こういう時、「できているはずなのに、テストの結果が伴わない」ということがあります。
対処法としては、アウトプットを増やすのがいいでしょう。
テスト範囲の内容の問題を解いてみることです。
新規の問題が望ましいですが、一度やったワークをもう一度まっさらな状態から解くだけでも違います。
やってみると案外できないことに気づきます。
この「気づく」というのが大事で、目に見える形で明確に示してあげることにより、自分ができると考えていたのは間違いだったと分かるのです。
また、勉強を定着させ真の実力にするには、インプットよりアウトプットをたくさんした方が効果的という研究もあります。
勉強では覚えるなどのインプットに重点を置きがちですが、実は実際に問題を解きながら自分の持っているものを出すアウトプットをどんどんさせた方がいいのです。
多くの生徒はインプットだけで終わっているので、このような結果になりがちです。
2.問題を解くことに慣れていない
勉強をして一度問題を解いただけでは、学習内容をしっかり理解して他の問題も解けるかどうか分かりません。
本当にテストで良い点数を取るには、繰り返し問題を解いて、問題を解くことに慣れるのが大切です。
例え学習内容が分かっていても、それを使ってどのように問題を解くかは練習が必要です。
多くの生徒は課題もワークやプリントを一度だけやって終わりのようです。
これでは本番でしっかり問題が解けるとは思いません。
問題の解き方を十分理解せず、なんとなくで解いていませんか。
ちょっと問題が変わるだけで解けなくなってしまうということはよくあります。
これは問題の解き方の本当の意味をよく分かっていないからです。
だから、応用が効かないのです。
「習うより慣れろ!」
基礎が分かったら、後はひたすら問題をやる。
繰り返すだけでもいいので、数を多くこなしてください。
そうすれば、自然と問題の解き方が分かるようになってきます。
解法のパターンが自然と思いつくまでやれれば最高です。
もう一つのアドバイスとしては「出題者の意図を読み取る」ということです。
問題は一つ一つ意味や目的があって出題されます。
「この問題で出題者は何を求めているのか、何ができるかどうかを知ろうとしているのか」ということを考えながら問題に取り組みましょう。
そうすると自分が何を答えなければならないかが分かるようになってきます。
テストはいわば出題者と解答者の会話のようなものです。
出題者の質問の意味を理解し、要求しているものを答えてあげれば、その解答は正解となります。
相手の質問に対して的外れな答えをしてしまうと、会話になりません。
テストをこのように考えると、答え方が分かり正解率も上がります。
そして、このようなことが分かるようになるには、やはり経験がものを言います。
この経験を「慣れ」と言います。
3.学んだことを使いこなせていない
前述の内容を重複するところもありますが、勉強した内容を使いこなせていないというのも、分かっているのに問題が解けない理由の一つになります。
道具を手に入れたが、それをどう使っていいか分からないというイメージです。
勉強は学んだことを理解し「知る」ということが大事ですが、これは学習の第一段階に過ぎません。
知ったことを自由に使いこなせる「身に付ける」という段階までやらないと、テストで思うような結果は出ません。
自転車の乗り方を知っても、本当に自転車に乗れるという訳ではありません。
乗るには、乗り方を習得しないといけません。
それにはたくさんの練習が要求されます。
勉強も同じです。
しかし、その段階まで行っていない生徒が非常に多いです。
この問題に対処する方法として、先ず「何のために学ぶのかを理解する」です。
勉強内容そのものばかり覚えることに気を取られて、「なぜそれを学ぶのか」「それを学んだら何ができるか」まで考えないと、「分かっているはずなのに、テスト結果が良くない」ということになります。
毎日の授業で勉強する目的と手段を考え、両者をはっきり区別し混同しないように注意してください。
多くの場合、手段が目的となってしまい、手段を覚えるだけで終わってしまうため、手段を使いこなすことができず、本当の目的まで到達しないのです。
学んだことを本当に使いこなせるには、自転車の時のように何度も練習し、七転び八起きし、できるまで根気よく何度も何度も繰り返さないといけません。
このような努力が勉強には必要ですが、多くの生徒はいろいろなことに忙しく、現代はそれもしにくい環境にあることも事実です。
この点は、本人だけでなく大人も協力して、物理的精神的に勉強しやすい条件を整えてあげる必要があるかも知れません。








いつも話すことですが、勉強は非常に個人的なものです。
一つのことが全ての生徒に当てはまるものではありません。
従って、今回述べたことも全員の生徒に適するわけではないので、ご注意ください。
しかし、一つのヒントとして、勉強しているのに、本人は分かっていると言っているのにテスト結果が良くないときは参考にしてみてください。
勉強は千差万別。
問題の原因を調べるには、可能性を一つ一つしらみつぶしに当たっていくしかありません。
しかし、それには多くの事例を知る必要があり、素人では難しいかも知れません。
そのような時は専門家(少なくともその分野に携わってある程度の経験のある人)に相談してみるのもいいでしょう。
そんな時は、葛西TKKアカデミーも考慮に入れていただけると幸いです。
いつでも皆様の力になれるように用意しております。



















