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フォニックスを学ぼう!英語がよりネイティブスピーカーに近づく!

葛西TKKアカデミー

日本人は英語を中学高校の6年間、最近は学習指導要領が改訂され小学5年生から正規の授業として合計8年間、学校で勉強します。
しかし、これだけ長く英語を勉強しても実際に使えるレベルに達する人の割合はそれほど高くありません。
隣の韓国と比べても、英語が十分に使える生徒の割合は低いです。
ということは、日本の生徒が何年もかけて英語を勉強しても話せないのは、単純に言語体系の違いとは言い切れないものがあります。

特に日本の英語教育ではこれまでスピーキングやリスニングを軽視していたきらいがあり、日本人が英語を話すとローマ字英語になったり、聞き取りで音の違いが分からなかったりします。
この点は日本の英語教育がテストや受験を前提としており、これまで英語の音に関する領域は試験であまり評価されないので、どうしてもおざなりに学校でも教える傾向が見られました。
ところが、近年、文科省はこの日本の英語教育の現状を問題視し、「読む・書く・話す・聞く」の四技能全てを重視した授業を求め、教育改革を進めています。
そして、生徒を含め全ての関係者に対して動機づけをするために、大学受験でスピーキングテスト導入を目指しています。
もうすでに都立高校受験では実際に今年度からスピーキングテストが行われ、今後ますます英語の音に対する重要度は増していきます。

そこで今回は英語の発音、聞き取り、そしてスペルに関わるフォニックスについて説明したいと思います。



フォニックスとは
フォニックスとはネイティブの子供たちが英語を勉強するときに最初に勉強することで、ここから読み書きの練習をします。

彼らも日本の子供たちと同じように、文字を覚える前にまず耳で英語を覚えます。
そこから文字に移行していくのですが、英語の場合、各アルファベットが音と一対一対応していません。
「a」を「エイ」と発音したり「ア」と発音したり「オ」と発音したりと、一つのアルファベットが複数の音を持っていたり、時には書いても発音しなかったりと様々な場合があり、この点が英語を複雑かつ難しくしている点でもあります。
世界の言語の中で文法など比較的シンプルな部類に属する英語ですが、このスペリングはネイティブスピーカーでも頭を抱えるほどです。

そこでネイティブの生徒たちは先ず、それぞれのアルファベットに対応する基本的な音を覚えます。
そして、この基本的な音を当てることである程度単語が読め、書けることを学びます。
そこから母音が二文字合わさって発音するパターン(「oi」「oo」「ou」「ow」など)、子音が二文字合わさって発音するパターン(「ch」「sh」「th」など)を学び、音と文字の組み合わせを広げていきます。
他にも書いてあるのに発音しないパターン(いくつかの単語の最後の「e」や最初の「k」、途中の「gh」など)も学び、英語のスペルと発音の基本ルールを勉強します。

このようにして、英語の文字を音の関係であるフォニックスをネイティブの子供たちは身に付けていきます。
正しい発音と綴りの関係が分かれば、スペルもより正確に書けるようになりますし、始めてみる語でもある程度発音やスペルを推測することができます。

日本の英語の発音とスペルの学習
このようにネイティブは英語を英語で学ぶので、基本ルールが分かればそのまま話すことも読むこともかなりできるようになります。
そして、この土台の上に更に複雑な単語を覚えていきます。

一方、日本の英語教育ではフォニックスにかける時間は非常に短く(時にはないこともあります)、やるとしてもネイティブスピーカーのときのように本格的にするのではなく、形式的に済ませることが多いです。
だから、生徒たちはアルファベットと音の関係を正しく理解しません。
また、これまでの日本の英語教育が発音を重視してこなかったため、そのような教育を受けてきた日本の英語教師はネイティブのように発音ができず、指導もままなりません。

加えて日本にはローマ字があり、これが良くも悪くも日本人の生徒たちの英語習得に大きな影響を与えています。
人間は考えるとき音で考えているので、特に言語を学ぶときは文字化した言葉を音に直さないと、脳内で思考することができません。
でも、元々しっかり英語の発音を勉強していないため、文字化した英単語がうまく脳内で扱えません。
そんな時に幸か不幸か日本語にはローマ字があり、アルファベットを共有しているので、多少無理やりでも英単語をローマ字に当てはめることができます。

しかし、こうしてしまうと元の正しい英語の音が失われて、どうしてもジャプリッシュ(日本語英語)になってしまいます。
文面を読んで自分で理解するだけなら問題はなく、これまでの日本の英語教育の大きなゴールである試験においてはこれでも十分対応できるので、この点を強く指摘することはあまりありませんでした。
ところが、実際の海外の人たちとコミュニケーションを実践した時に、多くの日本人がこれまで自分の学んだ英語があまり役に立たないことに愕然とするようです。
結果、多くの日本人がますます英語から遠ざかるようになります。

フォニックスを学ぶときの注意点
人間の脳にはそれぞれの事柄を習得するのにふさわしい時期があります。
特に言語は若い時の方が習得は早いと言われています。
母語の習得が進み口の筋肉が母語に最適化されてると、新しい言語は母語の影響を受けて身に付けるのに時間と労力がかかってしまい、話すときも普段使わない筋肉を使わなければならなかったりして上手く発音できなくなります。
聞き取りも母語にない発音がうまく聞き取れなかったり区別できなかったりします。
一般に新しい言語の習得の臨界期は9歳くらいと言われていますので、この時期までにフォニックスを学ぶと、綺麗な発音で話すことができるようになるそうです。

また、フォニックスの基本ルールというのが20以上もあり、これらを短期間で特にまだ集中力が十分に育っていない子供に継続的に行うのは難しく、この点は考慮する必要があります。
あまりにも焦って強制的にフォニックスを教えてしまうとかえって混乱し、英語に対する拒否反応が出るかも知れません。

しかも、ネイティブの子供たちは日常の中である程度の英語の発音を習得していますから、フォニックスを通して英単語の綴りに役立てることは容易ですが、日本のような学校以外で英語に触れる機会がほとんどない環境では、そもそもフォニックスを適用する単語を生徒たちは十分に覚えていないので、実践が難しいという報告もあります。
フォニックスはある程度英語に慣れてから導入する方が有効であるという意見もあります。

最後に、フォニックスができれば英語ができると勘違いしないでほしいです。
フォニックスはあくまでも文字と音を結ぶ道具であり、それができれば英語が必ずしも理解できるという訳ではありません。
英語学習の一助であって、補助的なものを考えておく方がいいでしょう。
読めたり書けたりしても、英語の文章が全て理解できるという訳ではありません。
言語は他にも様々な要素が絡み合って成り立っているので、そちらの勉強も怠ることのないようにお願ます。



フォニックスとは実際にネイティブの子供たちがやっている、英語の発音と綴りをつなげる道具です。
これが分かればある程度の英語のスピーキングやライティングが上手にできるようになります。
日本の英語教育はこれまで発音を軽視してきた傾向がありますが、文科省の方針変更でこちらも今後重要になってきます。
このような時代の変化に対応するためにもフォニックスをお勧めします。

葛西TKKアカデミーでもフォニックスを学ぶことができます。
今回は具体的な指導内容まで触れませんでしたが、英語で苦戦している生徒や興味を持たれた方々は、是非一度お問合せください。

それでは生徒を始め英語で頑張っている皆様のご健闘を祈っております。


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