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勉強嫌いになるのはなぜか?(対応編)

葛西TKKアカデミー

前回、子供たちが勉強嫌いになる原因について探ってみました。
今回はその続きで、各々の原因に対してどう対応すべきか考えてみたいと思います。

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一番いいのは「勉強嫌いにさせないこと」
「勉強嫌い」は一度なってしまうと、それを直すのは非常に難しく、どんどん広がり勉強自体ができなくなります。
だから、一番いいのは「勉強嫌い」にさせないこと。
つまり、周囲の人間が気をつけて、子供たちが「勉強嫌い」なる前に手を打つのです。
「勉強嫌い」に関しては治療療法より予防療法の方が簡単ですし、費用も掛からずに済みます。

しかし、多くの家庭ではこれができず、「何とかしなくては」と思った時には、既に「勉強嫌い」になってしまっています。
それも早い段階なら直す方法もいろいろありますが、時間が経てば経つほど「勉強嫌い」が根深くなって、何をやっても焼け石に水になります。

後々のことも考えるなら、先ずは「勉強嫌い」にさせない、なってしまったら一刻も早く手を打って、「勉強嫌い」がひどくなる前に直す、というのが原則になります。

それぞれの「勉強嫌い」の原因に対する対処法
「勉強嫌い」の原因が生徒によって様々であるように、その対処法も様々で、「絶対にこうすれば大丈夫」というものはありません。
よって、一つの方法がダメなら次の方法を試すという方法が基本になります。
もちろん、生徒の状況や環境によってある程度妥当性を見出しながら試すのですが。
だから、ここに書かれている通りやったけど上手くいくとは限りませんし、うまくいかないからもうダメたということでもありません。

1.原因が「分からない」
ちょっと注意してほしいのですが、これは「原因不明」という意味ではなく、勉強が「分からない」ことが原因で「勉強嫌い」になってしまうという場合です。
「分からない」ことが理由で嫌いになるのだから、「分かる」ようになればいいのです。
子供が「分からない」と言ったとき、きちんと教えて「分かる」ようにしてあげられるかどうかが問題になります。

教えるのは誰でも構いません。
本人が「一番教えてほしい」と思う人に教えてもらうのがいいです。
そうでなくても、学校の先生や友達から教えてもらって、本人が分かるようになれば問題ありません。
家庭では兄弟(いる場合)や親が教えてあげられればいいです。
子供が願っているのに、親が面倒くさがって教えないというのはいけません。
勉強が分からないままになるだけでなく、親に対する信頼も失います。
もし、忙しくてすぐに見てあげられないなら、その場で時間を約束して、その時間になったら必ず見てあげてください。
勉強が難しくて教えられないときは、一緒に教科書を読んで子供と一緒に勉強するのも一つの方法です。
一緒に勉強するうちに親も分かるようになるかも知れませんし、自然と子供も理解するかもしれません。

もし、練習不足や問題慣れしていないのが原因で分からないのであれば、ワークや問題集、参考書を購入して、それをやるようにするのもいいでしょう。
解答や解説を読んで本人が理解できればいいですが、そうでない場合は誰かがサポートしなくてはいけません。

それでも子供の「分からない」に対処できないときは、塾というのも選択肢の一つでしょう。
他の方法よりは確実性が高いと思われます。
しかし、費用の面では負担が大きくなります。
また、塾選びも大切で、本人に合った塾を選ばないと効果は薄いかも知れません。

いずれも「分からない」を放置しないですぐに対処することがポイントとなります。
「分からない」というのは、実は学びのチャンスであり、本人が悩み苦しんで頑張っているからこそ、分かったとき非常に深く記憶に刻まれます。
そして、この「苦しみ」を乗り越えて得た「できた」は、至上の喜びとなって本人に訪れます。
この知的喜びこそ、子供を「勉強好き」にする要なのです。
逆に、「分からない」を放置し事態がどんどん深刻になった場合は、もう気力もうせて「勉強を頑張ろう」とは思えなくなり、「自分はダメな奴で、やっても無駄だ」と自己肯定感も失えば、勉強自体を使用とは思わなくなるので、元の状態に戻すのはかなり難しくなります。

2.原因が「やっても結果が出ない」
いくら勉強してもテストでいい結果が出ないと、自分の努力が報われなかった事実に失望し、勉強に対する興味もなくなって「勉強嫌い」になるかも知れません。
自分の無力感に愕然とし、「自分はいくら努力しても無駄。能力が無いんだ」と思って、勉強をしなくなってしまうかも。
こんな時は自分の勉強法を見直してみるといいかも知れません。
自分の勉強方法は自分にとって正しいのか。
多くの場合、子供たちは教育のプロではないので、言われた通りの勉強法、もしくは自分の知っているたった一つの勉強法でしか勉強していません。
よって、新しい勉強の仕方をアドバイスしたり、一緒に分からないところを見直し、できない部分に集中した勉強をするのもいいです。
学校や塾の先生と相談してみるといいです。
当然、葛西TKKアカデミーもアドバイスできると思います。

時には小学校や中一まで戻って、もう一度習ったことの確認から始めてください。
「昔に戻るなんて面倒くさい」と思うかも知れませんが、「できる」ところまで戻ることで(積み重ねの教科は特に)最初の一歩が踏み出せれば、後は流れる水のように次々と分かるようになるかもしれません。
「急がば回れ」ですね。

また、目標を高く掲げ過ぎているのかも知れません。
いきなり高い目標を立てるのではなく、先ずは自分の手の届く範囲での目標を決めましょう。
そうすれば目標が達成できないということも減ります。
例え最終目標が非常に難しくても、そこへ到達するまでの時間と道筋を考え、それを細かく区切ることで、妥当で適当な小さな目標を作ってください。
それらを一つ一つ達成すればいつの間にか最終目標にたどり着いているという算段です。
注意しないといけないのは、目の前の目標をあまりにも安易にしてはいけないということです。
努力の過程で実力が付くわけで、簡単に届く目標ならあまり成長の役には立ちません。
後、計画を立てるとき、目標に届かなかったとき、周囲に問題を共有しいろいろ提案してくれる人がいると比較的うまくいきます。
ここでも塾や学校の先生、先輩が役に立ちます。

3.原因が「勉強を強要させられる」
特に思春期の子供はそうなのですが、「人に言われるとやる気がなくなる」ことがあります。
「自主的にやる機会を奪われ、自身のプライドを傷つけられた」、「人に命令され自分の意思がないがしろにされたことに対する反発心」が理由になるでしょう。

実は「やらされてやる」のは大きなストレスなのです。
「人に言われるのは格好悪い(この時期は特に人目を気にしますから)」となると、ますます勉強から遠ざかってしまうかも知れません。
「勉強しなさい」と言えば言うほど勉強が嫌いになる、という経験をしたことのある人は多いと思います。
かと言っていつまで経ってもやろうとしなければ、親としては言わざるを得ないのも分かります。
子供との心理戦となり、非常に大きな忍耐力を要求されるでしょう。
「どこまで子供の気持ちを尊重すればいいか」は、子供によって変わってくるので、親はしっかり子供を理解してあげる必要があります。

ここは言うタイミングの問題であると同時に言い方の問題でもあります。
「~しなさい」と命令形で言えば反発しがちになります。
「○○だけど~はどうする?」などの事実と結びつけた疑問形の方が子供にも解答権、自分の考えを言うチャンスが与えられるのでいいです。
このように誘導してあげた方が、子供たちも変にプライドを気にすることなく、勉強に取り組みやすくなります。

4.原因が「ストレス」
勉強嫌いの原因の一つに、日常生活からくるストレスがあります。
これには勉強そのものから感じるストレスもありますが、そうでない日常の生活、部活、友人関係、親子関係などからくるものもあります。
例えば、「友達にいじめられている」「両親が仲悪く毎日喧嘩ばかりしている」「部活の先輩からいつも無理なことばかりさせられる」両親が離婚しそうだ」など、これらの問題で悩み頭がいっぱいの時に、まともに勉強しろと言っても無理な話です。
特に思春期の子供は周囲の事柄に敏感で、でもそれを上手に扱えるほど経験も知恵もないので、一人で抱え込みどんどん自分で自分を追い詰めていきます。
これらによって心がすさんで、精神的に元気がなくなれば、当然勉強に向かおうという気力もなくなってしまいます。
勉強は頭を使うので、精神的エネルギーが十分でないと心が疲れ切って、やっても集中できず勉強が身に付きません。
そして、勉強どころではなくなり、心の余裕もなくなり、苦しみの理由の一つとして勉強を嫌いになります。

このような状況における対処法は、勉強を安心してできる環境を作ることです。
様々なストレスから勉強ができないのであれば、ストレスを取り除くことが重要です。
多くのストレスにより精神的に疲れているのであれば、先ずは休みましょう。
「休む」と聞くと「その間に勉強がついていけなくなる」と心配する方もいるでしょうが、このまま無理に勉強を推し進めていっても勉強嫌いが強まり、ますます勉強しなくなるのであれば、思い切って一度勉強から離れるのも一つの方法です。
きちんと気持ちの整理がつけば、新たな気分で勉強に集中し、遅れをすぐに取り戻せるでしょう。

そして、子供の直面しているトラブルや悩みを知って、それらを解決できるようにサポートしてあげなければなりません。
しかし、相談相手は相談者が信頼する人間でないと、悩みも打ち明けないでしょう、。
親子でそういう関係があればいいですが、それが破綻しているのであれば(特にこの時期の子供は反抗期とも呼ばれる時期に当たるので、親に対して心を開かないというのはよくあります)、本人が信用できる別の人にお願いするしかありません。
学校の先生、近所のおじさん、おばさん、お兄さん、お姉さん、部活の先輩など。
金銭的に許すのであれば、塾の先生や専門のカウンセラーも選択肢に入るでしょう(葛西TKKアカデミーでは、このような相談にお金はかかりません)。
誰でもいいので本人が心を開きつながる人を見つけてください。
孤立させるのが一番よくありません。

そして、これらの人々が本人の言葉に耳を傾け、真剣に悩みを聞いて共有し、一緒に話しながら解決法を模索してください。
自分の経験や人の話をしてあげると、本人も分かりやすく納得しやすいと思います。
例えはっきりと解決できなくても、本人がこれから良くなりそうだという予感を持てれば、それだけでも以前よりはずっと前向きになり、毎日の生活に張り合いが出てくると思います。

また「家庭内の不和」など、周囲の人間が気を遣えば取り除けるストレスは積極的に取り除いてあげてください。
確かにいろいろ頭にくること、腹立たしいことあると思いますが、ここは大人として冷静になり、子供のために心のうちに収め、少なくとも彼らの前で喧嘩したりするのはやめてください。
子供たちがかわいそうです。
自分たちが原因で子供たちが苦しんでいるのは、親としてもつらいでしょう。

5.原因が「勉強する意義、目的が分からない」
勉強嫌いの子供たちがよく言うことに、「なぜ勉強しないといけないか理解できない」「こんなことをして将来自分にどう役立つのか分からない」「自分には今、夢や目標がないから勉強する意味がない」などがあります。
このような質問をする背景は大きく二つあります。
一つは「本当に勉強をする意味が分からない」場合、もう一つは「勉強をしないことを正当化するための方便とする」場合です。

では、前者の時はどのように対応するといいでしょうか。
人間が何かをするとき、何でそれをやっているか(やらなくてはいけないか)、その目的が明確であれば励みになります。
目標が身近で分かりやすければ、後どれだけ頑張ればいいか理解しやすく、はっきりとしたゴールが見えるので頑張ろうという気持ちにもなれるでしょう。
更に、今自分の努力が報われ、その結果が自分にとって十分なほど利益(子供の場合は金銭的なことより、自分の能力が上がる、誰かを喜ばせられるなど精神的内面的な見返り方が効果的)があれば、やる意義はあると感じて勉強に取り組めるでしょう。

反対に意味の分からない作業と本人が感じれば、それは苦痛であり、終わりが見えず不安であり、自分にプラスになるものがない無駄なものに見えるでしょう。
そんなものをやりたいとは思わないでしょうし、自分が納得できずやりたくないものを強要されれば、当然勉強が嫌いになってしまいます。

確かに学校の勉強はすぐにどう役立つと即効性のないものが多いです。
だから、具体的に勉強すればどういう効果があるか教えてあげるのがいいでしょう。
「受験のため」とか「将来楽に生きるため」なんて答えは具体的でないのでよくありません。
できれば、大人本人の経験や帰途から聞いた実話などで、勉強する意義を説明するといいです。
また示す目標も、最終目標を話し合って設定したら、そこから現在まで細かく分割し、それぞれの段階で何ができていないといけないか、こちらも一つずつはっきりと分かるように決めましょう。
それぞれの小さな目標の達成が、最終的なゴールに必ずつながることが分かれば、自分の勉強すべき意味と量が分かるので頑張りやすいと思います。

後者の場合、子供たちの目的は答えを求めているのではなく、自分たちの質問に大人が答えられないという事実をもって、「大人が分からないなら、自分も勉強しなくてはいけない理由はない」と勉強をしないことに対する言い逃れなので、子供の理屈をことごとく論破できればいいでしょう。
論破と言っても子供たちをズタボロに否定し傷つけるのはいけません。
上手に導き説得し、自分たちの考えが独りよがりであることを諭すのがいいです。
とは言え、プロのカウンセラーでもなければこれは難しいかも知れません。
そこで、子供の心理を考えながら、子供に一つずつ質問をしていき誘導するのがお勧めです。
一緒に悩み考えていることを示し、いろいろ言い訳して勉強しないことを正当化する試みは、反って自分のためにならないことを理解させましょう。
本当は勉強をしなければいけないのは分かっているが、これまでの反抗してきた自分のプライドや勉強に一歩踏み出す勇気のないことが邪魔をしているだけかも知れません。
そんな時は、勉強することに対する安心感を持たせ、勉強に対して躊躇している子供の背中を押してあげましょう。

どちらの場合でも、子供と一緒になって考えてあげる誰かがいることが肝心となります。

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勉強嫌いに関して、その原因と対応を述べてきました。

本当にこの問題は複雑で多岐にわたるので解決するのが難しいです。
でも、一刻も早く手を打たないと、どんどん症状が悪化し、直すのには多くの時間と費用、労力が必要になりますから。

勉強嫌いは多くの家庭で問題になっています。
困っている人も多いと考えます。
どうしていいか分からないときは、一人で悩まないでください。
誰かに助けを求めるのも有効な手段です。
葛西TKKアカデミーも皆様のお役に立てるように、いつでもお待ちしております。
深く考えないで軽い気持ちでご相談ください。

子育ては大変ですが、きっとその苦労が報われるときが来ます。
皆さん頑張ってください。
いつも応援しています。

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