防炎カーテンってご存じでしょうか？

消防法によって、31ｍ以上(おおむね11階以上)の高層マンションでは、どの階数であっても防炎品のカーテンやカーペットの設置が義務付けられています。

カーテン生地に加工をし、火がつきにくく燃え広がりにくいものを防炎カーテンといいます。防炎加工をされたカーテンは、万が一火が付いた場合でも自己消化性により炎が当たった部分が焦げるだけで燃え広がらなかったり、燃えるスピードが遅くなり逃げる時間を稼ぐことが出来ます。


高層マンションだけでなく、公共の施設、劇場、病院、介護施設、地下施設、飲食店、ホテルなど不特定多数の方が利用する施設では防炎品の設置が義務付けられています。

防炎加工されたカーテンの裏側には防炎ラベルが縫いこまれています。
すべてのカーテンが防炎加工されているわけではないのですが、近年タワーマンションが増え防炎カーテンの種類も増えてきています。人気の川島織物セルコンのモリスデザインスタジオ(ウィリアム・モリス)も全種類が防炎カーテンです。

冬になり乾燥すると住宅火災が増えます。一戸建ての住宅では防炎カーテンの設置義務はないですが、高齢の方やお子様がお住まいになる場合、カーテンを選ぶ際に防炎カーテンを選択肢に入れても良いかと思います。