寺子屋SANITTO
「やれ」と言うほどやらなくなるのは普通の反応です
思春期になると、それまで素直だった子どもが「あとでやる」「今やろうと思ってた」「うるさい」と反発することが増えます。このとき多くの保護者の方は「やらないから言っているのに…」と感じると思います。しかし心理学の研究では、この反応は非常に自然なものだとされています。思春期は「自分で決めたい」という欲求が強くなる時期だからです。この時期に「やりなさい」「今すぐやれ」と命令されると、子どもは「自分で決められない」「コントロールされている」と感じ、反発が起きやすくなります。これを心理学では心理的リアクタンスと呼びます。簡単に言うと「自由を奪われると、逆のことをしたくなる」という人の自然な反応です。つまり言われる→反発する→やらないという流れが起きやすくなるのです。
重要なのは「何を言うか」より「どう言うか」
研究では、ルールの厳しさよりも言い方の違いの方が子どもの反応を左右することが分かっています。例えば「今すぐやりなさい」「早くやりなさい」「なんでやらないの?」このような言い方は命令・圧力として伝わりやすくなります。一方で「いつやる予定?」「今やる?ご飯のあと?」「どこから始める?」このように選択肢を渡す言い方に変えると、反発は減ります。同じ内容でも子どもが「自分で決めた」と感じることで行動しやすくなるのです。
自由にさせることが目的ではありません
ここで誤解されやすいのは「自由にさせる=何も言わない」ではないということです。勉強は必要ですし、やるべきことはあります。大切なのは決定権の一部を子どもに渡すことです。例えば「勉強しなさい」ではなく「今日はどこまでやる?」この違いだけでも子どもの受け取り方は大きく変わります。内容は同じでも命令ではなく相談になるからです。
当塾で意識している関わり方
当塾では「やりなさい」という声かけは極力避けています。その代わりに「今日はどこまでやる?」「どこから始める?」「目標はどうする?」と、生徒と一緒に決めます。すると「やらされている勉強」ではなく「自分で決めた勉強」に変わります。この違いは非常に大きく、学習への姿勢も大きく変わってきます。
まとめ
思春期の子どもに対しては言えば言うほどやらなくなることがあります。これは性格ではなく発達段階として自然な反応です。そのため大切なのは、命令しない・選択肢を渡す・一緒に決める・理由を説明する、といった関わり方です。伝え方を少し変えるだけでも子どもの行動は大きく変わります。
ご家庭での学習の進め方や、声かけの仕方についてもご相談いただけます。現在、無料体験授業(2回)を実施しております。学習面だけでなく、お子様に合った関わり方も含めてサポートいたします。お気軽にお問い合わせください。
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