皆様こんにちは。雪が降りましたが積もらない程度で助かりました。
お仏壇のかわなべです。
vol.1では白木位牌について記述させていただきました。
vol.2は四十九日の法要までに用意する、
本位牌についてお伝えさせていただきます。
前回より少々長いので、お時間があるときにでもご覧ください。
第二弾…
「 本位牌 」
まず本位牌の種類は大きく分けて
3種類あります。
1、塗り位牌(ぬりいはい)
2、唐木位牌(からきいはい)
3、回出位牌・繰出位牌(くりだしいはい)
以上の3種類となります。
今回は
「1、塗り位牌」と
「2、唐木位牌」について
下記にて特徴・欠点などを説明させていただきます。
まず最初は
「1、塗り位牌」について
塗り位牌は
最も一般的に普及されている位牌で、漆を塗り金箔や金粉などで飾った位牌です。
当ニュース画像の、左側の棚←下から3段目までにある位牌が塗り位牌です。
位牌と言ったらこちらが浮かぶ方も多いのではないでしょうか。
金泊・金粉を使用しているため本体の装飾の見栄えも良く、カシュー漆や本漆による光沢があるのも特徴的です。
一般的な位牌の中では一番軽く、馴染みやすいお位牌かと思われます。
欠点として
「お手入れのしにくさ」「経年による木の痩せ」が問題となります。
「お手入れのしにくさ」…漆の部分は水に強く、簡単に剥げるものではないのですが、金泊・金粉の部分が問題なのです。
金の部分を素手で持ったり、布で拭いてしまうと金が取れることが多々あります。
「経年による木の痩せ」…どんなものでも年数が経てば老朽化するのは当然ではありますが
安価な価格帯の塗り位牌の芯材が経年により痩せてしまい、組み上げた位牌がガタガタになってしまうケースもあります。
次に
「2、唐木位牌」について
唐木位牌とは位牌の素材に
「黒檀」「紫檀」を使用しているお位牌となります。
当ニュース画像の、右側の棚→下から3段目までにある位牌が塗り位牌です。
塗りの位牌とは違い装飾などに金箔・金粉を使用しておらず、「黒檀」「紫檀」のみを使用して作られている為、重厚感は素晴らしいものです。
位牌本体に金箔・金粉を使用していないものが多いので、お手入れ時に注意する点が少なくとても簡単なのも特徴です。
欠点は「色合いが単調」な事かと思われます。
「色合いが単調」…黒檀紫檀を使用しているので勿論、色は単調になります。
本体に装飾が施されておりますが少し目立ちにくいという点があります。
他に木目が
しっかり出ているものや、
はっきりとは出ていないものなど様々です。しかしこれは欠点であると同時に、同じ模様の物は一つとてないという
利点でもあります。
現在では黒檀紫檀を使用しながらも、塗り位牌ほどではありませんが金箔・金粉を装飾に施している位牌や
蒔絵が描かれている位牌もございます。
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補足:「黒檀」「紫檀」とは。
「黒檀」…インドネシアが主な原産地のカキノキ科で、材質は堅く水に沈むほど緻密で、耐久性に優れ、虫や菌に侵されにくいという特徴があります。
綺麗に磨き上げることで高級感のある黒の光沢がひときわ目立ちます。「木のダイヤモンド」といわれるほど高価な木材です。
「黒檀」と呼ばれる木の種類は全世界に約480種類程あります。
「紫檀」…ラオス・タイ・ベトナムなどが主な原産地のマメ科で、紫というより赤茶色をしており、材質は堅くて緻密なところは黒檀と同じです。
綺麗に磨き上げることで気品のある美しさが目立ちます。正倉院御物の唐木細工のなかではもっとも多く見られ、古くから珍重された木材です。
木材からかすかに
バラの芳香がするものが多く、
ローズウッドと呼ばれております。
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いかがだったでしょうか。
稚拙ながら「塗り位牌・唐木位牌」について説明させていただきました。
皆様が位牌を選ぶ際の参考になりましたら幸いです。
少々長くなってしまいましたので
vol.2「位牌 その②」をここで区切らさせて頂きます。
次回
vol.3「位牌 その③」では
今回説明できなかった
「3、回出位牌・繰出位牌」についてと
「高級位牌」についてを説明させていただく予定です。
それでは皆様また次回。
---- ニュース一覧/概要 (5/24現在)-----
vol.1 位牌 その① 「お位牌はご自分で用意します。」「白木位牌は四十九日法要までの仮位牌」
vol.2 位牌 その② 「塗り位牌」「唐木位牌」
vol.3 位牌 その③ 「繰出位牌/回出位牌」「位牌のお手入れ」
vol.4 位牌 その④ 「過去帳」
vol.5 位牌 その⑤ 「本位牌を作るには」