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下町酒場はしご酒~江戸川のディープな居酒屋巡り

篠崎 大林 池波和彦のまいぷれ江戸川区・魅惑の下町酒場#26

地元飲兵衛が集う篠崎の人気酒場

ここ(大林)は、都営新宿線の篠崎駅から歩くこと約15分、篠崎新町商店街に店を構える下町の大衆酒場である。
暖簾をくぐり、店内に一歩足を踏入れれば、そこには懐かしくも親しみ深い昭和の雰囲気がそのままの姿で留まっている。

昭和酒場ならではのノスタルジックな空間だ。

店内は奥に伸びたコの字カウンターがあり、奥が調理場になっていて、コの字の間は小さなスペースしかなく、向かい合わせで話ができる。
これが下町酒場の基本の造りだ。
古い建物をリニューアルなしで維持するには、造作のすべてをよほど大切に使い込まなければならず、店主の努力に負わなければならない。

手書きのメニュー短冊やカウンター内でグツグツと火にかかる煮込み鍋が、庶民的な大衆酒場の雰囲気を醸し出している。
創業当時からある「煮込み」はここの名物。
マグロやシメサバなどの魚介メニューが豊富な点もこの店の大きな魅力だ。
(大林)の客は、海鮮の肴や吟醸酒を目当てに来るのではない。
焼酎ハイボールと、つまみは「ジャガバター」や「さばみそ煮」「ニラたまごとじ」などの家庭料理がメインである。
決して気の利いた酒肴がそろうわけではないが、それでも毎日のように常連客が訪れるのは、時計の針を巻き戻したかのような昭和の香り漂うレトロな空間があってのこと。
店内は長年の歳月を経て居酒屋の味わいに転じている。
おそらく、それが常連客にとって魅力に違いない。

 

まずはサッポロ黒ラベルを手酌する。

ビールは注ぎ方で味が決まる。
缶でも瓶でも、グラスに向け、できるだけ細い一条の流れを作り、次第に瓶を30センチほどまで持ち上げる。
そのとき流れを垂直一本に保つのが肝心でふらついてはいけない。
心の動揺が流れに表れるので、精神集中が必要だ。
店は家庭的な良さ、温かさ、これだ、これなのだ、下町酒場の魅力とは。

 

★メニュー「値段は訪問時。現在とは誤差があるかもしれないので参考までに」★

しめさば350円
つぶ貝さしみ350円
チーズクラッカー400円
まぐろさしみ450円
清酒「1杯」350円
冷酒にごり350円
サッポロ生ビール「中」550円

↑家庭的な味わいがほっとする一品

↑ここのワサビは粉ワサビの練が良い。チューブワサビは増粘剤入り

↑まずはビールと煮込みでスタート

↑駅から離れた大衆酒場。客はほぼ地元常連客

 

店名大林
住所東京都江戸川区下篠崎町10-10
営業時間17:00~21:00
定休日

木曜・第4水

連絡先03-3676-4983
関連サイトなし
取材日2021年

 

◆この記事を書いたひと

酒場ライター:居酒屋伝道師・池波和彦

 

東京生まれ東京育ち。酒場巡りを趣味とし、北は北海道の離島から南は沖縄の離島まで新規7000軒以上の店を巡りブログ「日本の酒場をゆく」を執筆。毎夜全国の居酒屋やバーにて神出鬼没の酒戦の日々を過ごす痛飲派。

 

ブログ「日本の酒場をゆく」↓

https://ameblo.jp/m458itmasa/

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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