下町酒場はしご酒~江戸川のディープな居酒屋巡り
オヤジ族で賑わう立ち飲み酒場
JR総武線小岩駅北口から歩くこと約2分、西小岩通り会に立ち飲み酒場(立呑み処 くら 小岩北口店)がある。
金券を購入すると10%割引。
現在は4店舗の系列店がある。
この店の名物は、まぐろ料理。
刺身、カルパッチョ、のど肉刺身、竜田揚げ……。
品数も豊富だ。
手作りのお惣菜はどれも美味。
1品150円から。
お腹を空かしている人にはメンチカツがおすすめ。
カラッと揚がっていてなかなかうまく、カラシをつけて食べるとさっぱりする。
店内のカウンターに立つのはたいていオヤジ族。
一人で来る客が多く、文庫本を読んだり、黙ってチビチビやったり、店員に話しかけたりとさまざま。
常連が店に入ると、店員は顔を覚えているらしく、いつも決まった酒を黙って出すようだ。
立ち飲みファンは訪れては如何。
人が決意して行動を起こそうとする時、自らを鼓舞するために酒の力を借りることもある。
そんな間際に飲む酒を古代人は“立ち酒”と呼んだ。
古語辞典によると【立ちながら酒を飲むこと。出発または葬送の際に…】の意とある。
それにしても、酒場の立ち飲みより遥か昔の言葉だったことは興味深い。
この店は酒屋での立ち飲みとは異なる、本格化した庶民的な居酒屋に似た雰囲気を追求。
メニューは居酒屋の模範となるようなものばかりが並び、そのどれもが例外なく安い。
多様化する立ち飲みの中で、店が選ばれる理由の第一に料理がある。
★メニュー「値段は訪問時。現在とは誤差があるかもしれないので参考までに」★
コロッケ150円
かき揚げ250円
ポテトフライ250円
まぐろ刺300円
チューハイ200円
キリン一番搾り「瓶ビール」500円
↑定番のもつ焼きはどれも2本で250円
↑名物のコロッケ
↑国産豚リップのポン酢だれ
↑はしご酒のスタートにおすすめ
◆この記事を書いたひと
酒場ライター:居酒屋伝道師・池波和彦
東京生まれ東京育ち。酒場巡りを趣味とし、北は北海道の離島から南は沖縄の離島まで新規8000軒以上の店を巡りブログ「日本の酒場をゆく」を執筆。毎夜全国の居酒屋やバーにて神出鬼没の酒戦の日々を過ごす痛飲派。
ブログ「日本の酒場をゆく」↓
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
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