下町酒場はしご酒~江戸川のディープな居酒屋巡り
日本酒は燗酒に限る
あー寒い。今夜も燗酒だ。
燗酒のうまい店となると、やはり葛西の老舗酒場「大菊」だ。
創業は昭和55年。
東京メトロ東西線葛西駅から徒歩約1分、駅前に店を構える。
「大菊」の燗つけは昔から湯煎だ。
なみなみと湯が張られほのかに湯気が立ちのぼる中に背高の白い徳利が首まで浸かっている姿は、あたかも美人入浴図。
湯加減も良さそうだ。
濡れた尻を乾いた布巾で拭かれながら徳利が湯から上がってきた。
美人の湯上がりだ。
酒は新潟の地酒「景虎」。
越乃景虎は全国でもまれな極軟水の自家製湧水を仕込水に、上質な新潟米で醸し出された酒。
景虎純米酒の味わいは、純米でありながらあくまで淡麗さを追求し、独特のキレを持つ酒質は、飲むほどに米の旨味が感じられ、飲み飽きしないのが特徴。
酒銘は越後の武将、上杉謙信の元服名に因んでいる。
燗酒をきゅー……。
うまい。身も心も一気にほぐれてゆく。
これこそ冬の日本酒の醍醐味だ。
あまりうまそうに飲んだせいか、私の顔を見ていた主人が笑い、こちらも照れ笑いとなった。
そして、寒い冬は鍋に限る。居酒屋の鍋は一人鍋が良い。
土鍋で供される「大菊」の豚肉と春雨と豆腐のピリ辛酸辣小鍋は豆腐がたっぷり入り、豚の出汁が濃厚だ。
飾り気しないしみじみした味に体がほかほかに温まる。
「大菊」の小鍋は旬の食材を腹持ちよく食べさせ体も温める工夫で、出汁を吸った豆腐もしみじみおいしい。
終わった鍋はさっとかたづけて燗酒をきゅー。
江戸っ子の鍋の食い方はこうでなくちゃ。
↑居酒屋の鍋は小鍋なのが良い
↑日本酒には刺身が合う
↑どじょう鍋もおいしい。あれば食べなきゃ損。江戸の味
↑冬は煮魚もおすすめ
| 店名 | 大菊 |
| 住所 | 東京都江戸川区東葛西6-4-2-101 |
| 営業時間 | 11:30 - 14:00・17:00 - 23:00[水・土]17:00 - 23:00 |
| 定休日 | 日曜 |
| 連絡先 | 03-3686-9688 |
| 関連サイト | なし |
| 取材日 | 2025年 |

◆この記事を書いたひと
酒場ライター:居酒屋伝道師・池波和彦
東京生まれ東京育ち。酒場巡りを趣味とし、北は北海道の離島から南は沖縄の離島まで新規9000軒以上の店を巡りブログ「日本の酒場をゆく」を執筆。毎夜全国の居酒屋やバーにて神出鬼没の酒戦の日々を過ごす痛飲派。
ブログ「日本の酒場をゆく」↓
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
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