お金とくらしのアドバイザー 永易佑隆
がん・異形成について学ぶ
「お金とくらしのアドバイザー 永易佑隆(ながやすゆたか)」です。
がん保険のご相談で本当によく聞かれるのが、「上皮内がんって、がん保険はおりるんですか?」というご質問です。「がん」と名前がついているので、「当然、同じように給付されるはず」と思い込みやすいところですが、実はここに大きな落とし穴があります。
特に10年以上前に加入されたがん保険では、今の商品のイメージで「きっと出るだろう」と考えていると、いざというときに「思っていた内容と違った」ということになりかねません。
「上皮内がん」が“対象外”になっていないか要注意
がん保険の内容を一緒に確認していると、よく見かけるのが「上皮内がんは対象外」と、小さく注釈に書かれているパターンです。主な保障の欄には「がん診断給付金○○万円」としっかり書いてあるのに、その下の細かい文字で「ただし上皮内がんは除く」といった条件が付いているケースです。
ご自身では「がんになったら診断給付金が出る」と思っていても、実際の診断が「上皮内がん」だった場合、契約によっては給付の対象外になってしまうことがあります。ここが、「名前は“がん”なのに、保険の扱いは違う」紛らわしいポイントです。
まずは保険証券の「上皮内がん」の記載を確認しましょう
がん保険の内容をチェックする際、細かい約款をすべて暗記する必要はありません。ただ、次のポイントだけは一度確認しておくことをおすすめします。
・保険証券やご契約内容のお知らせに「上皮内がん」という言葉が出てくるかどうか
・出てくる場合、「支払い対象」なのか「対象外」なのか、あるいは「金額が一部に減額」されているのか
特に、昔から加入しているがん保険を「とりあえずそのまま」にしている方は、一度も確認していないことが少なくありません。加入年数が長いほど、「自分はがん保険に入っているから大丈夫」という安心感が強く、その分だけ条件の細かい違いに気づきにくくなりがちです。
「上皮内がんはどう扱われているんだろう?」「保険証券を見てもよく分からない」という場合は、無理にお一人で判断しなくて大丈夫です。現在の加入状況と検診結果などを伺いながら、「いざというとき、どこまでカバーされるのか」を一緒に整理するお手伝いをしています。思い込みで安心してしまう前に、まずは一度、内容をチェックしてみてください。
※本ニュースは、一般的ながん保険の仕組みについての考え方をお伝えするもので、特定の保険会社や商品を推奨するものではありません。実際の給付の可否や内容は、ご契約の商品・時期・加入状況などによって異なります。具体的な判断は、必ずご自身の保険証券・約款をご確認のうえ行ってください。
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