下町酒場はしご酒~江戸川のディープな居酒屋巡り
コース料理はつまらない、好みの酒と肴を合わせる自主性が大切
酒と肴の相性、とよく言われる。
確かにビールに串カツ、ワインにチーズ、日本酒に刺身はベストの相性だ。
日本酒のタイプと肴の相性は人それぞれだけれど、その前に、日本酒を飲むとき合い間に水がお茶を飲むことをすすめたい。
つまりチェイサーだ。
米から作られた日本酒はある程度飲むとどうしても口が甘くなる。
その時、水かお茶で口を洗うと次の一杯がまた新鮮においしく味わえる。
また日本酒はあまりウイスキーのように水で割ったりしないから、ついついリズムで盃が進み早く酔ってしまうが、それを防ぎ、腹の中で水割りにする。
さて酒は、舌が敏感で味のわかるうちに、少々値は張ってもまず吟醸酒の良いものを飲みたい。
吟醸酒はそれ自体で大変おいしく肴はいらないくらいだけれど、合わせるにはあっさりした、味の濃くない冷たいものがよい。
コチ、ヒラメ、カワハギなど白身の刺身や、上等な釜揚げシラス、春先に少しだけ出る生ホタルイカならば最高だ。
繊細にして華麗な吟醸酒を味わったら、次は純米酒の燗酒といこう。
そろそろ温かいものや焦げ風味もほしくなる。
焼き魚、焼き椎茸にスダチをギュッと。焼き蛤にネギヌタもつけよう。
いい気分になってきた。
温かく腹にしみわたる燗酒はどんな料理にも合い、小さな盃と箸を交互に持ち替え、飲み食べるいいテンポをつくってくれる。
↑吟醸酒には貝が合う。アオヤギは貝の風味がすばらしい
↑岩ガキも吟醸酒にぴったり
↑焦げ風味が恋しくなれば焼き魚がおすすめ。宗八カレイがあれば迷わず注文
↑〆は雑炊かお茶漬け、おにぎりが良い。とろろ飯があれば注文だ。飲んだ後に体に悪いラーメンは止めましょう

◆この記事を書いたひと
酒場ライター:居酒屋伝道師・池波和彦
東京生まれ東京育ち。酒場巡りを趣味とし、北は北海道の離島から南は沖縄の離島まで新規8000軒以上の店を巡りブログ「日本の酒場をゆく」を執筆。毎夜全国の居酒屋やバーにて神出鬼没の酒戦の日々を過ごす痛飲派。
ブログ「日本の酒場をゆく」↓
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
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